コロナ禍の影響で、開催すら危ぶまれた、
私的学童「じいじの家の夏休み2020」、
最終日から1週間が立ちました。
もう声を大にして言っていいと思うのです。
「みんな元気だ、大成功~!」
8月最初から先週まで、たった11日間の短い夏休み期間中の開催ではありましたが、
大きな怪我や熱中症、コロナ感染もなく、
無事に、終わることが出来ました。
今年6月から、
有志の皆さんのご協力により、新拠点での「じいじの家の夏休み」開催を願って掃除や改修を進めてきました。
初めての居場所で、コロナ対策をしながらのひと夏、
直前には感染者数の増加情報が流れたりして、やっぱり出来ないかなあと悩んだり、心配事もそりゃあありましたが、
集まってくださった見守りサポーターさん達と研修し、話し合い、
保護者の皆さんとも支え合いながら、「ともかく、やってみよう!」と開催しました。
好奇心に満ち満ちた眼差しと、有り余るエネルギーを持った子ども達が、
沢山沢山、本当に沢山、やってきました。
昨年に引き続き、「じいじの家」での過ごし方は、出来る限り子ども達が自分達で決めました。
最初の3日ぐらいは、どの子も興奮気味で、
とにかくあらゆることをやってみたり、お互いに干渉し合ったりするので、小さないざこざがちょこちょこ起きたりしますが、
しばらくすると、自分の好きなことを見つけたり、他の子ともそれなりの距離をとれるようになって、好き勝手に過ごすようになります。
見守りサポーターの大人も、最初は手持ち無沙汰になったりします。
命の危険や、生命の保持に必要なこと以外は出来る限り口を出さない、
子ども達の関係性に干渉しすぎない、というのは、案外難しいことなのです。
見守りサポーターが、監視役や関係性の強者としてではなく、
遊びの仲間として誘ってもらえるようになったら、最高です。
子ども達がのびのびと、安心して過ごせているという証拠だからです。
見守りサポーターには、初めて子サポータ―が誕生しました。
子サポーターは高学年のお兄さんやお姉さん達です。
子サポータ―になるかならないかは、参加の時に自分で選ぶことが出来ます。
時には遊びの仲間、時には喧嘩の仲裁、時にはミーティングの議長、時には小さい子達のフォロワーとして、決して過度になることなく、程よい距離感を保ちながら様々な役を担ってくれていました。
今年は、
近所の方が将棋盤を携えて遊びに来て下さったり、見かけたら声をかけて下さる方がいたり、
大事な畑を子ども達の遊び場にと貸し出してくださる方もいらっしゃいました。
川遊びの際には、
保護者の方が臨時サポーターとして何人もご一緒してくださいましたし、
芦安の名店、なとり屋さんにはお庭と水道をお借りしました。
サプライズで南アルプス市在中のアーティスト大友剛さんが、
マジックを届けに来てくださいました。
コロナの予防にと、
消毒液を寄付して下さった企業の方々もいらっしゃいます。
皆さんのご紹介はこちら↓
(株)ウチダさん、(株)橋本鉄工さん、エムケー機械サービスさん
フードバンク山梨さん、南アルプス市社会福祉協議会さん、
コミュニティバスさん、生涯学習課さんにもお世話になりました。
また、助成金の申請にあたり、ディレクターズサロンの皆さん、皆まち推進委員会の皆さん、
市民活動センターさん、市民活動支援課さんからも心強い応援を頂きました。
とてもとても沢山の大人達が、
子ども達のためにと、力を貸してくださいました。
子ども達を大切に思ってくださる方が沢山いる地域って、
なんて有り難いことかしらと思いました。
改めまして、この場をお借りし、お力添えいただいた皆々さまに心より感謝申し上げます。
そして、この居場所を私達に託して下さった新津先生に心より感謝申し上げます。
毎年会う子、今年初めて会う子、どの子もみんな、個性豊かで最高の子ども達でした。
コロナ禍で、社会全体が窮屈に感じられがちな昨今、
「じいじの家の夏休み2020」が、
子ども達が少しでも子どもらしく過ごせる居場所の一つになれていたら幸いです。
森の劇場「じいじの家の夏休み2020」一同